アガベ初心者におすすめの品種5選|最初の一株の選び方

チタノタ ボールタイプの墨絵

最初の一株、何を基準に選ぶか

アガベは品種によって鋸歯の色や形、株姿、育てやすさがかなり違います。見た目の好みだけで選んでも間違いではありませんが、最初の一株には次のような基準もあわせて見ておくと失敗が少なくなります。品種図鑑を眺めていると目移りしてしまいますが、最初の一株は思い切りより基準を決めて選ぶほうが、あとで後悔しにくいです。

  • 丈夫さ — 多少水やりの間隔がずれても大きく崩れない品種か
  • 株姿の分かりやすさ — 締めて育てたときの変化が見えやすいか
  • 入手しやすさ — 流通量が多く、状態のいい株に出会いやすいか

見た目の好みを軸にしつつ、この3つも頭の片隅に置いておくと選びやすくなります。

白鯨とシーザー — まず名前が挙がる2品種

白鯨は、白く大きな鉤状の鋸歯と締まったドーム状の株姿が魅力の定番品種です。うちで扱う株の中でも一番人気があり、屋外でしっかり日に当てるほど姿が良くなっていきます。シーザーは茶褐色のねじれた鋸歯が特徴で、丈夫で育てやすい品種です。うちでも「最初の一株に何がいいか」と聞かれたら、まずこの2つの名前が挙がります。どちらも流通量が多く、状態のいい子株に出会いやすいという点でも初めての一株に向いています。

ボールタイプと悪魔くん — 株姿と迫力で選ぶなら

まん丸な株姿が好みならボールタイプです。葉が短く詰まり、白いリボン状の鋸歯が縁を波打つように連なる姿は、うちの棚でもよく目を引いています。整った丸さより荒々しい迫力を求めるなら悪魔くん。白く太い鋸歯が立体的に立ち上がる姿は、一鉢あるだけで存在感があります。見た目の方向性はまったく逆ですが、どちらも締めて育てるほど持ち味が強くなるという点は共通しています。

黒犀牛 — 渋さを楽しみたいなら

黒犀牛は、幅広で丸みのある葉が低く広がる品種です。背を高くせず低く構えて育てるのがコツで、他の4品種に比べると少し玄人向けですが、完成した株の姿は格別です。最初の一株というよりは、2株目・3株目の候補として覚えておくといいかもしれません。焦らず気長に育てられる方には、むしろ最初からおすすめしたい品種でもあります。

育てはじめる前に共通すること

どの品種を選んでも、屋外でしっかり日に当てて、水はけのよい土で乾かし気味に管理するという基本は共通しています。うちでは子株を外したら発根管理を済ませてからお渡ししているので、届いた株はそのまま植えていただけます。気になる品種があれば、まずは一株から始めてみるくらいの気持ちで十分です。育て方の全体像はアガベの育て方ガイドにまとめています。

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