メダカの稚魚の育て方|針子の生存率を上げる3つのポイント

めだかの針子の墨絵

稚魚は放っておくと増えない

メダカは水温が上がる春〜夏にかけて、水草や産卵床に卵を産みます。ただ、卵や生まれたばかりの針子を親と同じ容器に入れたままにしておくと、ほとんどの場合、親に食べられてしまいます。特に生まれたばかりの針子は体が小さく動きも遅いので、親のいる容器ではどうしても見つかりやすく、狙われやすい存在です。うちも最初の年はこれで数を減らしていて、卵を見つけたら早めに隔離するようになってから、育つ数が目に見えて増えました。水草を浮かべておくだけで、卵を産みつける場所と隠れ家を兼ねてくれるので、うちは毎年同じ水草を使い回しています。

ポイント1:卵は見つけ次第、別容器へ

水草や産卵床についた卵は、親と別の容器に移します。卵の状態で移しておけば、孵化した直後に親の口に入る心配がありません。水草ごと移してしまえば、卵を一粒ずつ探して取る手間も省けます。産卵床を使っている場合は、床ごと交換するのが手っ取り早いです。うちは発泡スチロールの小さめの容器をひとつ、隔離専用にしています。

ポイント2:針子だけの容器は浅めの水で

孵化したばかりの針子は、遊泳力がまだ弱く、深い水だと餌にたどり着けないことがあります。水深を浅めにして、狭い範囲でも餌に出会いやすい環境にしてあげると、生存率が上がります。水量が少ない分、水質が悪化しやすいので、こまめに様子を見る必要はあります。水換えの際も、一気に半分以上を入れ替えるようなことはせず、少しずつ足していくくらいの感覚にしています。水量が少ない容器は水温も変化しやすいので、直射日光が強い時間帯だけ日陰を作ってあげると、針子への負担が減ります。

ポイント3:餌は少量を回数多めに

針子の口はとても小さいので、成魚用の餌をそのまま与えても食べられません。針子用の細かい餌を、少量を1日に数回に分けて与えるのが基本です。餌が大きすぎて食べられていないようなら、指でさらに細かくすりつぶしてから与えると、口の小さい針子でも食べやすくなります。一度に食べきれない量を入れると水を汚すだけになるので、「ちょっと足りないかな」くらいの量を回数でカバーする感覚でやっています。朝と夕方の2回に分けて与えると、日中留守にしていても管理がしやすくなります。

育ってきたら親の容器へ

ある程度体が大きくなって、親と同じ餌を食べられるようになったら、親の容器に戻して大丈夫です。うちはこの繰り返しで、楊貴妃三色の容器が毎年少しずつ増えてきました。この3つを意識するようになってから、毎年生まれる稚魚のうち、ある程度の数がちゃんと成魚まで育つようになりました。毎年少しずつ工夫を重ねてきた結果なので、最初からうまくいかなくても焦らなくて大丈夫です。屋外飼育の基本や冬越しの管理はメダカの育て方ガイドにまとめています。お迎えは無人販売所でお願いしています。

いま出せるめだか

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